杉田玄白「解体新書」の「凡例」には、訳語の方法として、在来の和語・漢語に置き換える「翻訳」、原語の意味をとって新たに造語する「義訳」、原語の音を漢字音などを借りてあらわす「直訳」をあげている。「音訳」はこの「直訳」に当たるが、大槻玄沢の「重訂解体新書」では「対訳」となっており、一定していない。
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...