梵語(読み)ぼんご

大辞林 第三版の解説

ぼんご【梵語】

〔梵天がつくったと伝えられたことから〕
中国・日本で、サンスクリットの称。 → 梵字

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

梵語
ぼんご

古代インドの言語、サンスクリット語の異称。造物主梵天(ぼんてん)(ブラフマン)がつくった神聖な言語という意味で梵語という。[原 實]

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精選版 日本国語大辞典の解説

ぼん‐ご【梵語】

〘名〙 サンスクリット語の別称。インドの伝承ではサンスクリット語の起源が造物神ブラフマン(梵天)にあるとされているところから、中国および日本でいう称。ぼんごん。
※文華秀麗集(818)中・答澄公奉献詩〈嵯峨天皇〉「梵語翻経閣、鐘声聴香台」 〔耿湋‐贈朗公詩〕

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世界大百科事典内の梵語の言及

【サンスクリット】より

…中期インド語の総称であるプラークリット語prākṛta(〈自然の,民衆の〉)に対するsaṃskṛta,すなわち〈完成された〉雅語の意。日本では梵語ともいう。インド・ヨーロッパ語族の中のインド語派を形成し,その豊富な資料は古代ギリシア語と並んでこの語族の設定と比較言語学の成立に大きな役割を果たした。…

【比較言語学】より

… この学問は18世紀末にヨーロッパでおこった。そのきっかけはインドのサンスクリット(梵語)という言語が,ヨーロッパ人の古典をつづったギリシア語,ラテン語と非常に類似した文法体系をもち,形にも一致がみられるという事実であった。これが19世紀のロマン主義の波にのって一つの学問となり,インド・ヨーロッパ(印欧)語の比較文法を生むにいたった。…

※「梵語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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