撤却(読み)テッキャク

デジタル大辞泉 「撤却」の意味・読み・例文・類語

てっ‐きゃく【撤却】

取り除くこと。撤去
「理不尽に是を―せんと欲す」〈太平記・一五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「撤却」の意味・読み・例文・類語

てっ‐きゃく【撤却】

〘名〙 取り除くこと。取り払うこと。撤去。
権記‐長保二年(1000)四月一四日「賀茂祭也。明豪僧都車宿高構棚。自東北陣中露見之。仍遣蔵人所小舎人此由、而不承引。仍仰右衛門府生林重親撤却
※太平記(14C後)一五「山門も又以前の嗷儀を例として、理不尽に是を徹却(テッキャク)せんと欲す」

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