播州赤穂郡志(読み)ばんしゆうあこうぐんし

日本歴史地名大系 「播州赤穂郡志」の解説

播州赤穂郡志(赤穂郡志)
ばんしゆうあこうぐんし

一冊 藤江忠廉著

成立 延享四年

写本 龍野市立図書館龍野文庫

解説 赤穂出身で龍野藩儒であった藤江忠廉(本名平介・号熊陽)が藩出仕を辞して三年後に完成した赤穂郡の地誌。庄郷・領主城郭・町割(付諸村)・川筋・道筋・古城・古跡(付古人)・神社・仏閣・土産・風俗の一二項目と自跋および付図(赤穂郡域・赤穂城下)からなる。数種類の写本があり、昭和二三年に活字化され同四八年に復刻されたもののほかに、宝暦頃に補筆された別本とみられるものもあって複雑である。

活字本 昭和二三年刊「西播史談会々報」五号所収、「赤穂市史」第五巻所収、「播陽万宝智恵袋」下巻所収(延享四年本・宝暦期補筆本)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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