操り狂言(読み)アヤツリキョウゲン

デジタル大辞泉 「操り狂言」の意味・読み・例文・類語

あやつり‐きょうげん〔‐キヤウゲン〕【操り狂言】

操り芝居のこと。
人形浄瑠璃歌舞伎化したもの。義太夫狂言丸本まるほん歌舞伎。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の操り狂言の言及

【操り】より

…したがって,人形自体に仕掛けして自動的に動く〈からくり人形〉以外のものを〈操り人形〉と総称し,かつ浄瑠璃に合わせて演じる人形芝居を〈操り浄瑠璃〉と呼んだ。江戸中期以後は義太夫節による三人遣いの文楽様式がもっぱら行われるようになったため,操りは文楽を意味する語となり,歌舞伎の丸本物(義太夫狂言)を〈操り狂言〉と呼ぶようになって,本来の糸操りはかえって〈南京操り〉として区別された。しかし歌舞伎舞踊の《操三番叟》のように,糸操りを意味する用例も皆無ではない。…

※「操り狂言」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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