擬一次反応(読み)ギイチジハンノウ

化学辞典 第2版 「擬一次反応」の解説

擬一次反応
ギイチジハンノウ
pseudo-first-order reaction

二次反応

A + B → C
速度は,

と表される.ここで,abはAとBの初濃度,x反応開始後の反応量,kは二次反応の速度定数である.もしabならば,反応量xの小さい間は,

axa
とみなすことができる.すなわち,

としてBについての一次反応として取り扱うことができる.k1 がそのときの速度定数になる.このような反応を擬一次反応という.得られた k1 をAの初濃度aで割れば,二次の速度定数kが得られる.二次反応の速度定数を測定するときにしばしば使われている実験上のテクニックである.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む