精選版 日本国語大辞典 「二次反応」の意味・読み・例文・類語 にじ‐はんのう‥ハンオウ【二次反応】 〘 名詞 〙 化学反応の速度と濃度との関係で、反応速度が反応物質の濃度の二乗に比例する化学反応、または反応速度が二つの反応物質のそれぞれの濃度の積に比例する化学反応。最も一般的に見られる反応。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「二次反応」の意味・わかりやすい解説 二次反応にじはんのうsecond-order reaction 化学反応の速度を実測したとき、その速度vが反応物(反応の原系)の濃度Cの2乗(反応物が1種類の場合)に、または反応物が2種類の場合には反応物の濃度のそれぞれに比例するとき、この反応を二次反応という。式で示すと、v=kCA2,あるいはv=kCACBとなる(kは反応速度定数)。前者の例としては、 2N2O―→2N2+O2後者の場合の例としては、エステルのけん化反応がある。 CH3COOC2H5+NaOH ―→CH3COONa+C2H5OH 速度式のなかの濃度項のべき指数の和が2の場合と定義される。[戸田源治郎][参照項目] | 反応速度 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
化学辞典 第2版 「二次反応」の解説 二次反応ニジハンノウsecond-order reaction 反応次数が2の反応.原系の成分をA,B,…などで表すと,速度定数をkとして,v = k[A]2 (1) あるいは,v = k[A][B] (2) の場合が普通である.A,Bの初濃度をa,b,任意の時間tまでの全反応量をxとすると,(1)および(2)式より,が得られ,積分して,を得る.もっとも普遍的な反応速度式で,例が多い. 出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報 Sponserd by