(読み)トマタ

デジタル大辞泉 「攴」の意味・読み・例文・類語

と‐また【×攴】

《「攴」の字形がト又と2字に分けて読めるところから》攴繞ぼくにょうの俗称。

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精選版 日本国語大辞典 「攴」の意味・読み・例文・類語

と‐また【攴】

  1. 〘 名詞 〙ぼくにょう(攴繞)」の俗称。

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普及版 字通 「攴」の読み・字形・画数・意味


4画

[字音] ボク
[字訓] うつ

[説文解字]
[甲骨文]

[字形] 会意
卜(ぼく)+(又)(ゆう)。卜は木の枝の形。これでものを撃つことをいう。〔説文〕三下に「小(すこ)しくつなり」とし、卜(ぼく)声とするが、卜文の字形は、小さな枝をもつ形である。攴の声は、ものをうつときの音である。

[訓義]
1. うつ、かるくうつ。
2. むちうつ。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕攴 スコシキウツ

[部首]
〔説文〕に(啓)・(肇)・(敏)・改・(更)・赦・敗・攻・敲など七十六字、〔玉〕に百七十六字を属する。攴に従うものは、うつ行為を示す。の初形はに従い、字にも殴撃の意はない。改・・赦・敗・敲は、それぞれ呪的な行為の意味で殴撃する形の字。敲はまたに作り、攴・又・殳(しゆ)の間に互いに出入する関係のものがある。

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