改憲勢力（読み）かいけんせいりょく

共同通信ニュース用語解説

改憲勢力

憲法改正に前向きな自民党、日本維新の会、国民民主党、改憲派の無所属議員と、憲法に新たな条文を加える「加憲」を掲げる公明党の総称。衆院では改憲の国会発議に必要な総議員の3分の2を超えており、参院でも3分の2を確保するには、今回の選挙で計82議席を要する。参院の非改選の改憲勢力は自民56、公明14、維新9、国民5の計84人。自民は党改憲案4項目として、9条への自衛隊明記や緊急事態条項新設のほか、参院選の合区解消、教育の充実を訴えている。

更新日:2022年7月10日

出典　共同通信社 共同通信ニュース用語解説

知恵蔵mini

改憲勢力

日本国憲法の改正に積極的な立場をとる政党や政治家と、憲法改正に慎重な立場をとる政党や政治家との国会内での議員数のバランスのこと。2013年7月22日に行われた参議院選挙では、憲法改正に積極的な自由民主党、日本維新の会、みんな党の獲得議席は81議席であった。これに新党改革と無所属も含めた非改選の改憲勢力63議席と合わせると、改憲勢力は144議席。この議席数は改憲の発議に必要な参議院の3分の2の議席数である162議席には届いていない。

(2013-7-23)

出典　朝日新聞出版