放ち鳥(読み)ハナチドリ

デジタル大辞泉 「放ち鳥」の意味・読み・例文・類語

はなち‐どり【放ち鳥】

翼を切って池に放して飼う鳥。
「島の宮まがりの池の―人目に恋ひて池にかづかず」〈・一七〇〉
飼っている鳥を逃がすこと。特に、放生会ほうじょうえのとき、死者追善のため鳥を放すこと。また、放たれた鳥。はなしどり。
の内の名残り忘るな―心のままにあくがれぬとも」〈新撰六帖・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android