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追善 ついぜん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

追善
ついぜん

仏教で,人の死後7日目ごとに 49日までと,百ヵ日,1周忌などに亡者の冥福を祈って行う法要。追善供養,追薦,追福ともいう。

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デジタル大辞泉の解説

つい‐ぜん【追善】

[名](スル)死者の冥福(めいふく)を祈って、生存者が善根を修めること。特に、仏事供養を営むこと。追福。「先祖を追善する法要」

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

ついぜん【追善】

追薦とも書く。死者のために仏への善根をなすこと。造寺,造塔,造像,写経,供仏,施僧などがその内容である。平安時代中期の貴族たちによる造寺・造塔の流行の一つの原因であった。その代表的なものが藤原道長建立の宇治木幡の浄妙寺である。これに対し庶民は石の塔を積むことでも作善(さぜん)になるというので河原に出て石塔(しやくとう)を行った。石造の卒塔婆(そとば)(五輪塔,宝篋印塔,板碑など)はこの信仰の中からおこった。

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大辞林 第三版の解説

ついぜん【追善】

( 名 ) スル
死者の苦を除き冥福を祈るため、法会などの善事を行うこと。追福。 「先代を-する供養」

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

追善
ついぜん

追薦(ついせん)あるいは追福(ついふく)ともいい、追福修善または追福作善のこと。死者の冥福(めいふく)を祈って善事を追修し、死者の悪業を軽減し、あるいは除去すること。また死者の冥福のために営む仏事法要をもいう。『優婆塞戒経(うばそくかいきょう)』第五に「若(も)し父喪して已(すで)に餓鬼(がき)中に堕し、子為(ため)に追福せば、当(まさ)に知るべし即(すなわ)ち得ん」とあるのをはじめ、諸経典には、追って善根福徳を修することによって、父母の悪趣(あくしゅ)の苦を除去できることが説かれる。とくに中陰(ちゅういん)中にあっては、亡者のために追善を営むことが必要とされる。『梵網経(ぼんもうきょう)』巻下には、父母兄弟・和上(わじょう)・阿闍梨(あじゃり)などの亡滅の日、そして中陰中には大乗の経律を読誦(どくじゅ)講説し、斎会(さいえ)を催して福を求めるべきであるといい、『灌頂経(かんじょうきょう)』第11には、中陰中にあっては罪福がいまだ定まらないから幡(ばん)や幢(どう)をつくるなどの福を修せば、亡者がその功徳(くどく)を承(う)けて十方(じっぽう)の刹土(せつど)に往生(おうじょう)すると説かれる。追善の法会(ほうえ)は、一般に七七日(しちしちにち)の中陰をはじめとして、百箇日、一周忌、三回忌、七回忌、ないし百回忌などが催される。[佐々木章格]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の追善の言及

【回向】より

…自己が修した善根の功徳を他の衆生または自己の菩提の完成のためにふり向けること。また死亡した有縁の者のために善根を修する〈追善〉のこと。サンスクリット語パリナーマナpariṇāmanaの漢訳。…

【赦】より

…江戸時代には幕府・藩とも赦の制度がおおいに整備され,幕府では1862年(文久2)に〈赦律〉という33条の小法典が制定されている。幕府の赦は将軍の権限で,朝廷・幕府の吉凶に際して発せられ,吉事の赦を御祝儀の赦といい,法事の場合に追善供養のためなされるのを御法事の赦といってしばしば行われている。既決受刑者だけでなく未決の者も対象とし,これを当座の赦という。…

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