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放屁論 ほうひろん

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世界大百科事典 第2版の解説

ほうひろん【放屁論】

江戸中期の本草学者,戯作者平賀源内の戯作の一つ。本編1774年(安永3),後編77年の刊で,80年には源内の他の戯作4編と合わせて《風来六部集》として刊行。本編では放屁を見せ物にして人気のあった江戸両国橋の芸人を素材にして,また後編ではエレキテルを発明した浪人貧家銭内の口を通じて,創造性のない停滞した身分制社会の諸側面を鋭く批判している。短編ながら源内の代表作の一つ。《平賀源内全集》《日本古典文学大系》所収。

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世界大百科事典内の放屁論の言及

【スカトロジー】より

…日本社会には,糞尿との親近性,糞尿への寛容とでも呼ぶべき文化的伝統があり,それを背景として,江戸の川柳をはじめ,落語や小話がいわば無自覚的に糞尿や屁(へ)を扱ってきた。もっとも,18世紀には平賀源内(風来山人)が〈憤激と自棄〉を動機とした《放屁論》(1774)を著している。日本における〈挫折型〉スカトロジーの先駆的作品といえるだろう。…

【屁】より

…興ざめした忠家は口もきけぬ女を残して去り,出家を思い立ったが,女の過ちなのに自分が出家する理由はないと思い直したという話がある。平賀源内は,品川の女郎が放屁を客に笑われて自害せんとし,客たちが口外せぬ旨の証文を書いてとめた話をその《放屁論》に述べている。〈嫁の屁は五臓六腑をかけめぐり〉。…

※「放屁論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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