ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「故ジョージ・アプリー」の意味・わかりやすい解説
故ジョージ・アプリー
こジョージ・アプリー
The Late George Apley
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…なかでも,日本人の私立探偵ミスター・モトが活躍する一連の探偵ものは評判になった。1937年,《故ジョージ・アプリー》を発表してピュリッツァー賞を受賞してから,純文学の作家として認められるようになったが,これは伝記の形を借りて,ボストンの典型的な実業家とその家族の生活を巧みに風刺した上質の風俗喜劇で,その後も《ウィックフォード・ポイント》(1939),《B.F.の娘》(1946)など同種の多くの作品を発表した。ニューイングランドやニューヨークの上流社会の因襲的な伝統や,成功者の偽善性などを,洗練された筆致でおだやかに風刺する特異な作風が,多くの注目をあびた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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