救命いかだ(読み)きゅうめいいかだ

百科事典マイペディア 「救命いかだ」の意味・わかりやすい解説

救命いかだ(筏)【きゅうめいいかだ】

船や航空機の避難時に救命艇補助とするもの。平常は折りたたんで格納し,使用時に簡単に炭酸ガスなどで膨張させるゴム引布製のものが多い。カポック,空気箱などで浮力を得る固定積付けのものもある。人命保持に必要な諸品を装備。→救命設備

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世界大百科事典(旧版)内の救命いかだの言及

【救命設備】より


[船の救命設備]
 船の救命設備は,救命器具,信号装置および進水装置の3種類に大別される。このうち救命器具が人命を守る基本的な道具であり,これには集団で使用する救命艇や救命いかだなどと,個人ごとに使用する救命胴衣などとがある。救命胴衣はライフジャケットlife jacketとも呼ばれ,カポックなどの浮力材を用いたものやガスによる膨張式など種々の形式があり,形状も枕状,チョッキ型,首にかける型などさまざまである。…

※「救命いかだ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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