数が知れる（読み）スウガシレル

デジタル大辞泉

数すうが知し・れる

（多く、打消しの語を伴う）どの程度だかわかる。たかが知れる。
「何所どこまで押が重おもたいんだか―・れないと思って」〈二葉亭・浮雲〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

すう【数】 が 知(し)れる

(数えきれるの意から) 程度がわかる。たいがいである。打消の表現を伴って用いられることが多い。

※歌舞伎・処女評判善悪鏡（白浪五人女）（1865）二幕「是れほど持って居やあがって、有るのねえのと喰隠し、どこまで太えか数(スウ)が知(シ)れねえ」

出典　精選版 日本国語大辞典