数扇(読み)カズオウギ

デジタル大辞泉 「数扇」の意味・読み・例文・類語

かず‐おうぎ〔‐あふぎ〕【数扇】

大量に作られる安物の扇。
一匁に五十本づつの―」〈浮・胸算用・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「数扇」の意味・読み・例文・類語

かず‐おうぎ‥あふぎ【数扇】

  1. 〘 名詞 〙 大量に作られた粗末な安物の扇子
    1. [初出の実例]「男は壱匁に五拾本づつの数あふぎ、女はせんじ茶を少づつ紙につつみて」(出典:浮世草子・世間胸算用(1692)四)

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