数添う(読み)かずそう

精選版 日本国語大辞典 「数添う」の意味・読み・例文・類語

かず【数】 添(そ)

  1. ( 「添う」は四段活用 ) 数がふえる。多くなる。
    1. [初出の実例]「あるはなく無きはかずそふ世の中にあはれいづれの日までなげかむ」(出典:歌仙本小町集(9C後か))
  2. ( 「添う」は下二段活用 ) 数がふえる。多くなる。また、数をふやす。多くする。
    1. [初出の実例]「年ごとになげきのかずはそふれども誰にか分けむ二心なし」(出典:平中物語(965頃)五)
    2. 「やへさか木しげきめぐみのかずそへていやとしのはにきみをいのらん〈荒木田延成〉」(出典:新勅撰和歌集(1235)神祇・五六八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android