数物製本(読み)かずものせいほん(その他表記)edition binding

図書館情報学用語辞典 第5版 「数物製本」の解説

数物製本

「かずものせいほん」と読む.主に市販することを目的に,図書雑誌などを同一の意匠材料工程で多量に仕立てる製本.版元製本,出版者製本(publisher’s binding)ともいう.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の数物製本の言及

【製本】より


【種類】
 製本は,洋装本(洋綴本)と和装本(和綴本)に大別するほかに,用途,生産量,仕立て方による分け方もある。すなわち用途からは,出版物製本と事務用品製本とあり,生産量からすれば,数物製本と諸(もろ)製本とあり,仕立て方によれば,洋装本のうちには本製と仮製(仮とじ),その他がある。出版物製本は印刷された紙葉を,繙読・保存するため,書籍・雑誌・パンフレットなどに仕上げることを意味し,事務用品製本は,白紙または罫引などのしてある紙葉で,帳簿・伝票・用箋・アルバム・ノートブックなどに仕上げることをさす。…

※「数物製本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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