敷戸村(読み)しきどむら

日本歴史地名大系 「敷戸村」の解説

敷戸村
しきどむら

[現在地名]輪島市町野町敷戸まちのまちしきど

時国ときくに村の南西、町野川右岸に位置。天正一七年(一五八九)の給人知行高付帳(下時国家文書)に村名がみえ、半田半兵衛取分として高二四五俵余。正保郷帳では寺地てらじ村・敷戸村が並記され、高四〇一石余、田方二一町九反余・畑方四町八反余。承応三年(一六五四)の村御印の高一四〇石余、免六ツ(能登奥両郡収納帳)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高一四四石、免六ツ二歩、小物成は山役四五匁・川役二匁、猟船櫂役五匁(退転)であった(三箇国高物成帳)。江戸後期の粟蔵組村鑑(粟倉文書)によれば高は寛文一〇年時とほぼ同じで、うち田高一二〇石余・畑高九石余・屋敷高五石など、家数二七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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