文書改ざんと赤木ファイル

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文書改ざんと赤木ファイル

森友学園国有地を約8億円値引きして売却した問題に関する決裁文書を財務省改ざんした。同省理財局長だった佐川宣寿さがわ・のぶひさ氏は記録を廃棄したと答弁したが、交渉をうかがわせる資料が見つかり、安倍晋三元首相の妻昭恵あきえ氏が「いい土地ですから、前に進めてください」と発言したとされる記述を削除するなど14件の改ざんが発覚した。近畿財務局の元職員赤木俊夫あかぎ・としおさんが2018年3月に自殺し妻雅子まさこさんが20年3月、国と佐川氏を提訴した。訴訟で国が開示した「赤木ファイル」では財務省が改ざんを指示するメールを何度も送り、俊夫さんが抵抗する様子が記されていた。

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