最新 地学事典 「斐川セリサイト」の解説
ひかわセリサイト
斐川セリサイト
Hikawa sericite
島根県雲南市三刀屋町~吉田町に分布する白亜紀末~古第三紀花崗岩中の脈状熱水交代鉱床。最大の鍋山鉱床は,脈幅最大30m,長さ100m以上,深さ30m以上。構成鉱物はセリサイトのほか石英・方解石で,少量のスメクタイト・カオリナイト・緑泥石を伴う。セリサイト(K-Ar年代51Ma)は大型の片状~板状結晶で,その物性を生かし塗料・化粧品・ゴム・プラスティック用塡料などに広く利用。鍋山・吉田の2鉱山が稼行。
執筆者:須藤 定久
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

