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方解石 ほうかいせきcalcite

翻訳|calcite

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

方解石
ほうかいせき
calcite

CaCO3 。無水炭酸塩鉱物の一種。六方晶系あるいは三方晶系。霰石 (斜方晶系) と同質異像。比重 2.71,硬度 2.7~3。ガラス光沢ないし真珠光沢。無色透明,ときに不純物の混入により白色,淡桃色,淡褐色などを呈する。

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デジタル大辞泉の解説

ほうかい‐せき〔ハウカイ‐〕【方解石】

炭酸カルシウムからなる鉱物。無色ないし白色でガラス光沢がある。種々の結晶形をしているが、塊状のことも多い。三方晶系劈開(へきかい)は完全で、複屈折が著しい。特に無色透明のものを氷州石(ひょうしゅうせき)とよぶ。カルサイト

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百科事典マイペディアの解説

方解石【ほうかいせき】

組成がCaCO3の鉱物。三方晶系。菱(りょう)面体,板状,柱状などの結晶形を示す。へき開は完全で,たたくと簡単に割れて菱面体となるため方解石の名がある。硬度3,比重2.71。
→関連項目菊花石大理石

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世界大百科事典 第2版の解説

ほうかいせき【方解石 calcite】

化学組成はCaCO3で六方晶系に属し,アラゴナイトと多形をなす鉱物。天然の鉱物中で晶相変化の最も著しいものの一つで,薄板,厚板,短柱,長柱,菱面体,犬牙状,釘頭状など種々の外形をなす。双晶は(0001)と(012)を双晶面とするものが最もふつうで,そのほかまれではあるが,(101)と(021)を双晶面とするものがある。へき開は完全で,ハンマーでたたくと菱面体の各面に平行な方向に割れる。モース硬度3,比重2.7102,複屈折ははなはだ高く,方解石を通して文字などを見ると二重に見える。

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大辞林 第三版の解説

ほうかいせき【方解石】

炭酸カルシウムを主成分とする鉱物。三方晶系に属し、無色ないし白色でガラス光沢がある。石灰岩として堆積岩を構成するほか、鉱脈や温泉沈殿物中に産する。劈開へきかいが完全で、複屈折が著しい。 → 氷州石

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

方解石
ほうかいせき
calcite

炭酸カルシウムの鉱物。劈開(へきかい)の完全な鉱物、複屈折の顕著な鉱物としても有名である。あられ石およびファーター石とは同質異像関係にある。石灰岩の主成分、温泉沈殿物、あるいは各種熱水鉱脈鉱床の脈石鉱物として産し、また超塩基性岩中に脈をなし、玄武岩の空隙(くうげき)中にも産する。日本では知られていないが、カーボナタイトと称する炭酸塩マグマの固化物としてもっとも普通の種である。自形は変化に富み、平行六面体、板状、犬牙(けんが)状、低い三方両錐(すい)などのほか、六角柱状となることもある。また、石灰華や鍾乳(しょうにゅう)石あるいは球顆(きゅうか)状集合体をなすこともある。日本では産地はきわめて多く、岐阜県神岡鉱山、鹿児島県串木野(くしきの)鉱山をはじめ、岩手県日出島(ひでしま)のいわゆる蝶(ちょう)形双晶はとくに有名である。セメントをはじめ各種工業原料としても重要。英名はギリシア語で石灰を意味するcalxに由来する。[加藤 昭]

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