かく【斯】 のみ
- ( 「のみ」は助詞 ) 「かく(斯)」に限定の意を加える。もっぱらこのように。これほどまでに。
- [初出の実例]「愛(は)しきよし加久乃未(カクノミ)からに慕ひ来し妹が心のすべもすべなさ」(出典:万葉集(8C後)五・七九六)
- 「かくのみなげき明かし給へるあけぼの、ながめくらし給へる夕ぐれなど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)幻)
斯のみの補助注記
助詞「のみ」は「かく」を限定するが、正確には「かく」とそれがかかる被修飾語との関係を限定的に強調するのであって、「かく」と被修飾語との文脈的関係によって、意義は種々に動く。その点で程度を指示する「かくばかり」「かくまで」よりも用法が広い。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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