斯有し(読み)かかっし

精選版 日本国語大辞典 「斯有し」の意味・読み・例文・類語

かかっ‐し【斯有し】

  1. 〘 連体詞 〙 ( 動詞「かかり(斯有)」に過去助動詞「き」の連体形「し」の付いた「かかりし」の変化したもの ) こうであった。こういった。かようなりし。かくありし。中世以後の用法
    1. [初出の実例]「かかっし所に平家是を聞、さなだ一人(いちにん)うたんとて」(出典:虎明本狂言・文蔵(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android