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新型インフルエンザウイルス しんがたいんふるえんざういるす new influenza virus

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知恵蔵2015の解説

新型インフルエンザウイルス

元来ニワトリ、カモ、ガチョウなどの鳥類に感染するインフルエンザウイルスがヒトに感染し、さらにヒトからヒトに感染するようになると想定されたインフルエンザウイルス。現在のところ新型インフルエンザウイルスは確認されていない。1997年から98年にかけて、香港で血清型がH5N1のトリ・インフルエンザウイルスがヒトに感染した事例が報告された。また、2004年以降、アジアを中心として、トリ・インフルエンザウイルスのヒトへの感染が絶えず続いていて、いつ新型インフルエンザウイルスが出現してもおかしくない状態にある。このため、政府や自治体では行動計画書を作成し、種々の対策を立てている。もし、新型インフルエンザウイルスが出現すれば、国内で約2500万人の感染者と20万人近い死亡者が出ると推定されている。対策として、鳥インフルエンザサーベイランスの実施、予防と封じ込め対策、接触者の特定などの蔓延防止対策、抗インフルエンザウイルス薬の備蓄、新型インフルエンザウイルスに対するワクチンの開発、患者発生時の医療体制の確保などがある。

(今西二郎 京都府立医科大学大学院教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

しんがたインフルエンザ‐ウイルス【新型インフルエンザウイルス】

人から人に感染する能力を新たに獲得したインフルエンザウイルス。鳥と人から同時に感染した豚の体内でウイルスの遺伝子が混合し、新しいタイプのウイルスが出現すると考えられている(→遺伝子再集合)。ほとんどの人が免疫を持たないため、世界的な大流行(パンデミック)を起こすおそれがある。
[補説]過去に出現した新型インフルエンザウイルスとして、スペイン風邪(1918~1919年)の原因となったH1N1型(Aソ連型)ウイルス、アジア風邪(1957~1958年)のH2N2型ウイルス、香港風邪(1968~1969年)のH3N2型(A香港型)ウイルスなどがある。

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