アジア風邪(読み)アジアカゼ

デジタル大辞泉 「アジア風邪」の意味・読み・例文・類語

アジア‐かぜ【アジア風邪】

1957年4月に香港から流行が始まり、東南アジアなどを経て全世界で流行したインフルエンザ日本でも約5700人が死亡した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のアジア風邪の言及

【インフルエンザ】より

…この疫病はギリシア時代から知られていたが,近代までは記録が欠けているため,正確な年代記はたどれない。18~19世紀には文明世界では16回の世界的流行があったことが知られ,とくに1847年の流行ではロンドンで25万の死者を数え,89年には〈旧アジア風邪〉といわれる大流行があった。インフルエンザは周期的に流行することがその特徴であり,ほぼ10年ほどの間隔で大小の流行をくりかえしている。…

【疫病】より

…比較的限られた地方に患者が限局するときを小流行,全国的規模で患者が発生したときを大流行,世界的規模で患者が発生したときを汎流行という。最近の汎流行の例として,1957年に発生したA2型インフルエンザ(アジア風邪)がある。患者または保菌者,または保菌動物が病原微生物を体外に排出し,これに直接接触するか,または食器,玩具などを介して間接的に接触したり,飛沫によったり,飲食物を介して経口的に,また傷口を通して伝播していく。…

※「アジア風邪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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