新見町(読み)にいみまち

日本歴史地名大系 「新見町」の解説

新見町
にいみまち

[現在地名]新見市新見

諏訪すわ(現城山公園)の南麓から真福しんぷく寺辺にかけての高梁たかはし川左岸に形成されていた新見村内の町場。元禄八年(一六九五)の新見村検地帳(新見市史)に、「恵美酒社」(恵美須社)の所在地を記して「新見町」とあるので、新見村が松山藩領であった時代から、川湊集落・市場集落として発展した三日市さんがいちを中心に町場が形成されていたことが知られる。検地時の名請人数二五七のうち新見町に屋敷をもつと推定される者七四(新見町の推定屋敷総数九九)、持高の最高は一四六石、次いで一二二石でいずれも新見町居住者。一方一石以下は六四人、うち一八人が新見町居住者である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android