於菟(読み)おと

精選版 日本国語大辞典 「於菟」の意味・読み・例文・類語

お‐と【於菟】

  1. 〘 名詞 〙とら(虎)」または「ねこ(猫)」の異名
    1. [初出の実例]「不必当門懸艾虎、一斑先見睡」(出典:宝覚真空禅師録(1346)乾・豊州蒋山興聖万寿禅寺語録)
    2. 「猫を乙(ヲト)と云は何の故ぞ。虎を於菟(ヲト)と云也。然に猫の姿并に毛の色虎に似る故に、世俗猫を呼て於菟(ヲト)と云へば、猫則喜と云へり」(出典:壒嚢鈔(1445‐46)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 ネコ

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む