(読み)コ

デジタル大辞泉の解説

こ【虎】[漢字項目]

常用漢字] [音](漢) [訓]とら
〈コ〉トラ。「虎穴虎口騎虎白虎(びゃっこ)猛虎竜虎
〈とら〉「虎斑(とらふ)
[名のり]たけ
[難読]虎杖(いたどり)御虎子(おまる)虎列剌(コレラ)虎落(もがり)猟虎(らっこ)

とら【虎】

ネコ科の哺乳類。ライオンと並ぶ大形の猛獣。体長約2メートル。全身黄褐色で黒い横縞がある。シカ・イノシシなどを捕食。沿海州から朝鮮半島・中国を経てインド・ジャワバリ島まで広くアジアに分布し、主に密林に単独またはつがいで暮らす。シベリアトラベンガルトラなどの亜種に分けられる。乱獲により数が激減。
酒に酔って言動が荒くなった人。酔っぱらい。「箱」
阪神タイガース」のこと。「連敗脱出」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

とら

「曾我物語」の登場人物。
相模(さがみ)(神奈川県)大磯の遊女で虎御前ともよばれる。曾我祐成(すけなり)の愛人。祐成が父の仇(あだ)討ち後に殺されると尼となり,曾我兄弟の母をたずね,兄弟の供養(くよう)をする。信濃(しなの)善光寺,紀伊(きい)熊野など全国各地にその伝承がのこる。「吾妻鏡」にも名がみえ,実在の人物との説もある。一説に寛元3年(1245)71歳で死去とも。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

とら【虎】

ネコ科の哺乳類。北方に産するものは大きく、体長2.8メートルに達するものがある。胴が長く足が短い。体は赤茶ないし黄褐色で、胴には黒色の横縞よこじまがある。森林や深い茂みに単独ですみ、主に夜活動して鳥獣を捕食する。インド・東南アジアから朝鮮・シベリアまで分布。
俗に、酔っ払いのこと。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

とら【虎】

[1] 〘名〙
① ネコ科の哺乳類。体長約二メートルから大きなもので三メートル以上に達する。体の上面および側面は黄褐色で黒い横縞があり、下面は白い。尾は長く、黒い縞が並ぶ。雄にはよくほおひげが発達。森林や竹やぶに単独ですみ、水にもよくはいる。鋭い牙と頑健な釣状の爪を持ち、主に夜活動しシカやイノシシを捕食。地域によって大きさや体毛にやや変化があり、チョウセントラ、インド産のベンガルトラなど八亜種に分けられる。一般に北方産の方が大きい。アジアの特産種で、シベリア南部からインド、ジャワにかけて分布するが、どの地域でも生息数が激減し絶滅が危惧されている。
※書紀(720)天武朱鳥元年四月(北野本訓)「新羅の進る調、筑紫より貢上(たてまつ)る。〈略〉綾羅(うすはた)・虎(トラ)豹皮(おかつかみのかは)及び薬物の類」
② 「からねこ(唐猫)」の異称。
※浄瑠璃・頼朝三嶋詣(1678)三「御ひざうの手がひのとらをめしよせ〈略〉しばしたはふれたまひける」
③ 比喩的に、勇猛果敢な人。また恐れ重んじられる人。
※愚管抄(1220)七「もちゐる時はとらとなるべき人はさすが候(さぶらふ)らんものを」
④ 酔っぱらい。泥酔者。
※雑俳・化粧紙(1826)「とんとんと・虎の鼾をきく女房」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

出入国在留管理庁

政府が2019年4月に発足を予定している法務省の外局。18年12月の出入国管理法改正案成立に伴う外国人労働者の受け入れ拡大に対応するため、同省の内部部局である入国管理局を再編・格上げし、新設することが...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

虎の関連情報