旋火輪(読み)せんかりん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「旋火輪」の意味・わかりやすい解説

旋火輪
せんかりん

仏教およびインド哲学の術語。サンスクリット語アラータチャクラalātacakraの訳で、火のついた木片を勢いよく回すときに見える火の輪をいう。仏教哲学で物が空(くう)としてあることを説くときに比喩(ひゆ)として用いられる。物は火の輪のごとく仮に現れているにすぎないのに、まるで実在するように見える。凡夫はこのことを知らないために物の実在を信じ、物に執着するとされる。夢や幻の比喩と併用されることもある。バラモン哲学者ガウダパーダもこの比喩を利用している。

[定方 晟]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ガラス管球内に入れた高抵抗線に電流を流し,ジュール熱によって高温となり放射する光を利用するもの。抵抗線としてはタングステンが用いられ,その蒸発を防ぐためアルゴンおよび窒素ガスが管内に約 0.7気圧封入...

白熱電球の用語解説を読む