既事(読み)すんでのこと

精選版 日本国語大辞典 「既事」の意味・読み・例文・類語

すんで‐の‐こと【既事】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「に」を伴って用いることもある ) もう少しのところで。ほとんど。もはや。すんでのところ。
    1. [初出の実例]「かへ玉をすんでの事と源三位」(出典:雑俳・川柳評万句合‐安永三(1774)仁四)
    2. 「病犬がうしゃアがって、すんでの事(コト)に喰ひ付かうとしやしたから」(出典歌舞伎梅柳若葉加賀染(1819)大切)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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