日ソ航空協定(読み)にっソこうくうきょうてい(英語表記)Japan-USSR Civil Aviation Pact

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日ソ航空協定」の意味・わかりやすい解説

日ソ航空協定
にっソこうくうきょうてい
Japan-USSR Civil Aviation Pact

民間航空の相互乗り入れに関して日本とソビエト連邦との間で締結された二国間協定で,東京-モスクワ間の相互乗り入れ,およびモスクワ以遠権について協定したもの。 1966年1月 21日調印され,まず 1967年4月から日本航空と当時のソ連国営航空アエロフロート共同運航により,ソ連製ツポレフ Tu-114旅客機を使用し,東京-モスクワ間の週1往復の航空路線が開かれた。その後,新協定により自主運航となり,ソ連側は 1969年6月から新機種イリューシン IL-62旅客機によって週2往復,日本側も 1970年3月から日本航空のダグラス DC-8型で週2往復,6月からはモスクワ経由ロンドン線を開始した。モスクワ経由の路線はシベリア上空を経由してアジアと西ヨーロッパをつなぐ最短距離で,それまでの北極回りより1時間以上早くなることから歓迎され,日本航空に続いてイギリス,フランス,オランダ,西ドイツ,スカンジナビアなどの航空会社もシベリア路線を開設するようになった。 (→国際航空協定 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「日ソ航空協定」の意味・わかりやすい解説

日ソ航空協定
にっそこうくうきょうてい

日ロ航空協定

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android