日内郷(読み)うついごう

日本歴史地名大系 「日内郷」の解説

日内郷
うついごう

和名抄」高山寺本に「日内」と記し、「宇豆比」と訓じるが、刊本では「宇都比」と訓じる。ともに「うつひ」と読む。康暦三年(一三八一)六月一三日付の大内満弘の小野弘資宛知行状(「閥閲録」所収小野貞右衛門家文書)に「長門国内日郷」とみえるのをはじめ、以後の文書に「内日」とみえるところから、「日内」は「内日」に倒置されたものであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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