日向に氷(読み)ヒナタニコオリ

デジタル大辞泉 「日向に氷」の意味・読み・例文・類語

日向ひなたこおり

日向に出した氷はすぐに溶けることから》次第に消えていくことのたとえ。特に、蓄えが乏しくなっていくことをたとえていう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 日南 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「日向に氷」の意味・読み・例文・類語

ひなた【日向】 に 氷(こおり)

  1. ( ひなたに出した氷はしだいにとけて消え去ってしまうところから ) しだいに消えていくこと、特に、蓄えが乏しくなっていくことのたとえ。
    1. [初出の実例]「なを日南(ヒナタ)に氷のごとく水ばかり残りて」(出典浮世草子本朝二十不孝(1686)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android