日守村(読み)ひもりむら

日本歴史地名大系 「日守村」の解説

日守村
ひもりむら

[現在地名]函南町日守

駿河国駿東すんとう郡に属する。狩野かの川西岸沿いにあり、東は同川を挟んで田方郡肥田ひた村、西は駿東郡大平おおひら(現沼津市)、南は君沢くんたく北江間きたえま(現伊豆長岡町)。延徳二年(一四九〇)九月三日足利義材は駿河国太平おおひら(現沼津市)得倉とくら(現清水町)・「日守」の三ヵ郷を布施梅千代丸に安堵している(伺事記録)。天文九年(一五四〇)北条氏は桃源とうげん(現沼津市)禁制を与え、前掲の日守など三ヵ郷百姓らの狼藉を禁止した(同年三月二九日「北条氏康禁制写」判物証文写)。永禄八年(一五六五)今川氏真は太平・日守両郷の年貢定納を命じている(同年七月二六日「今川氏真判物写」諸家古文書写)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android