日留輪原(読み)ひるわばら

日本歴史地名大系 「日留輪原」の解説

日留輪原
ひるわばら

[現在地名]田原町野田 比留輪

あしヶ池の南岸に沿い、野田のだ赤羽根あかばねの村境近くにある。その名称は大永六年(一五二六)一一月一五日の戸田政光の厳王ごんのう寺への寄進状にみえ、「比留輪山」で薪を取ることを許している(田原近郷聞書)。慶長一五年(一六一〇)二代将軍秀忠が「比留和山」で狩を行い、鹿一五〇、猪三四頭をとったという(同書)。日留輪山裾一帯の東西三八町・南北一六町に及ぶ草原地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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