日覆(読み)ひおおい

精選版 日本国語大辞典 「日覆」の意味・読み・例文・類語

ひ‐おおい‥おほひ【日覆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 日の光をさえぎるおおい。ひよけ。《 季語・夏 》 〔羅葡日辞書(1595)〕
    1. [初出の実例]「日覆も霜よりしもに朽果て 大工つかひや橋のつつくり〈幾音〉」(出典:俳諧・大坂独吟集(1675)上)
  3. 舞台上部の奥につるされた幅二尺(約〇・六メートル)程の渡り廊下の称。現在は鉄製だが以前は簀の子であった。ひよけ。〔随筆・俗耳鼓吹(1788)〕
  4. 夏、制帽などの上面をおおう白布。〔風俗画報‐五四号(1893)〕

ひ‐おい‥おひ【日覆】

  1. 〘 名詞 〙 「ひおおい(日覆)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「是から世界日覆(ヒオヒ)はづして水を蒔き」(出典:雑俳・玉の光(1844‐45)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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