最新 地学事典 「早池峰超塩基性岩体」の解説
はやちねちょうえんきせいがんたい
早池峰超塩基性岩体
Hayachine ultrabasic body
岩手県北上山地中央部の早池峰山を中心とする東西24km, 南北4kmの超苦鉄質岩体。普通角閃石を含むかんらん岩を主とし,輝岩・ホルンブレンド・斑れい岩を伴う。かんらん岩は蛇紋岩化が顕著で,原岩はレールゾライトが主体。白亜紀花崗岩の貫入による熱変成作用を被る。二次的鉱物として,蛇紋石類のほか,直閃石・透閃石・カミントン閃石・滑石が生じている。現在は中岳蛇紋岩および神楽複合岩類の一部として再定義され,早池峰複合岩類に含められている。宮守超苦鉄質岩体とともに,オルドビス紀の島弧オフィオライトを構成していたとされ,Ozawa et al.(1995)は早池峰・宮守オフィオライトと総称。
執筆者:平野 英雄・高澤 栄一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

