旭川旧宮北邸(読み)あさひかわきゆうみやきたてい

日本歴史地名大系 「旭川旧宮北邸」の解説

旭川旧宮北邸
あさひかわきゆうみやきたてい

[現在地名]旭川市九条通

大正期に建てられた木材商の事務所。旭川に残る数少ない木骨石造建築の一つ。大正四年(一九一五)旭川の木材商宮北秀吉が木材事務所として建築、設計はドイツ人、工事は棟梁楠本某。旭川近郊の美瑛軟石を使用、その意匠は斬新でヨーロッパ的な趣がある。一階の窓はすべて三角形のペディメント風であるのに対し、二階は曲線的な半円アーチ状の装飾が窓に施される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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