デジタル大辞泉
「上川支庁」の意味・読み・例文・類語
かみかわ‐しちょう〔かみかはシチヤウ〕【上川支庁】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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上川支庁
かみかわしちよう
面積:九八五二・二一平方キロ
旭川市・士別市・名寄市・富良野市、勇払郡占冠村、空知郡南富良野町・上富良野町・中富良野町、上川郡美瑛町・東神楽町・東川町・当麻町・愛別町・上川町・比布町・鷹栖町・和寒町・剣淵町・朝日町・下川町・風連町、中川郡美深町・中川町・音威子府村
石狩川上流の上川盆地・富良野盆地と天塩川中・上流部の名寄盆地を、北は天塩山地と北見山地、南は夕張山地と日高山地が囲んだ地域で、中央に大雪山がある。管内は四市一八町二村。明治三〇年(一八九七)一一月の郡役所廃止により、旧石狩国上川郡を管轄区域として成立し、支庁は旭川村に置かれた。同三二年五月、空知支庁管内であった空知郡のうち富良野村、増毛支庁管内であった旧天塩国上川郡を編入。同三四年四月には増毛支庁管内旧天塩国中川郡、同三九年四月に室蘭支庁管内旧胆振国勇払郡占冠村が編入され、現在の管轄区域となった。支庁所在地は旭川市。上川地方の開拓は北海道全体の開拓計画のなかで重視されたが、その背景には北海道庁長官永山武四郎による上川離宮の建設計画もあった。明治二〇年代より道路の開削や鉄道の敷設が進められた。明治一九年より旭川と岩見沢を結ぶ上川道路(現国道一二号)の工事が着工された。この工事は樺戸集治監(現月形町)の囚徒を使役して行われ、同二三年に竣工した。旭川から東の北見国網走に至る北見道路(現国道三三三号)は、明治二二年に着工され、同二四年に竣工し、上川道路と連結し北海道中央部を貫通する大動脈となった。また旭川を起点に北へは天塩道路(現国道四〇号)が明治二九年に着工、同三五年には美深(現美深町)まで達した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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