明千寺村(読み)みようせんじむら

日本歴史地名大系 「明千寺村」の解説

明千寺村
みようせんじむら

[現在地名]穴水町明千寺・花園はなぞの

宇加川うかがわ村より西部丘陵地に入った山麓にあり、村名は明泉みようせん寺に由来する。天文元年(一五三二)七月の諸橋六郷・南北棟数注文写(諸橋稲荷神社文書)によれば、当時は古君ふるきみの内に含まれており、明千寺で棟役を負担する役屋は三九間とある。慶長七年(一六〇二)鵜川天神堂奉加札(能都町菅原神社蔵)に「壱斗三升 米 明千寺惣村」「壱俵 しほ 明千寺宝」「壱表 しほ 藤衛門彦四郎四郎五郎明千寺」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android