明楽古墳群(読み)あきらこふんぐん

日本歴史地名大系 「明楽古墳群」の解説

明楽古墳群
あきらこふんぐん

[現在地名]和歌山市金谷

標高約二六五メートルの明楽山から西北へ向かい、じようヶ峯を経て高積たかつみ山から北へ延びる、標高五〇―一〇〇メートルの丘陵稜線上に位置する古墳後期の群集墳。稜線上に一四基がほぼ一列に築造されており、盗掘をうけて封土の失われているものもあるが、いずれも径一〇―二〇メートルの円墳。主体部が判明しているものは結晶片岩を用いた横穴式石室で、なかには竪穴式小石室を付設するものもある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android