星室庁裁判所(その他表記)Court of Star Chamber

山川 世界史小辞典 改訂新版 「星室庁裁判所」の解説

星室庁裁判所(せいしつちょうさいばんしょ)
Court of Star Chamber

イングランドテューダー朝ステュアート朝において,コモン・ロー裁判所で処理できない騒擾(そうじょう)や不法集会などの国内治安を乱す行為を迅速に裁くために用いられた国王大権裁判所。しかし国王批判者に対する裁判に乱用されて不評を買うようになり,ピューリタン革命勃発によって1641年廃止された。ウェストミンスター宮殿の星の間で開かれたところからの命名

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android