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映画公開率 えいがこうかいりつ

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知恵蔵の解説

映画公開率

日本国内における年間公開総本数に対する、主要都市ごとの上映本数比を数値化したもの。 財団法人国際文化交流推進協会とコミュニティシネマ支援センターは、各都道府県で最も人口の多い都市を対象に、2005年の上映状況を調査した。その結果、05年の公開総本数737本のうち、50%以上が上映されたのは、東京都区部(98%)、名古屋市(68%)、大阪市(66%)、札幌市(58%)、京都市・福岡市(ともに55%)、仙台市(51%)の7都市だけだった。逆に最も低かったのは山口県下関市で、新作は3%に当たる23本しか公開されていない。下関市の場合は、隣県の福岡県北九州市にある、スクリーン数の多いシネコン(複合型映画館)まで足を延ばす人が多かったせいだ。 98%(725本)と、東京都区部が高率となった背景には、公開期間1週間、上映回数も朝の1回だけと限定上映される作品がシネコンを中心に増えたことも原因に挙げられる。それらの作品は、これまでは都心のミニシアターなどで上映されていた良質な話題作だったため、こうしたケースの増加は、ミニシアターの経営環境の悪化という弊害を生み始めている。高公開率は映画ファンにはよくても、映画産業には必ずしも朗報とはいえない。

(宮本治雄 映画ライター / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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