春を残す(読み)はるをのこす

精選版 日本国語大辞典 「春を残す」の意味・読み・例文・類語

はる【春】 を 残(のこ)

  1. 春の日数を残す。
    1. [初出の実例]「ながめやる外山の朝げ此のままに霞めやあすも春を残して〈従二位為子〉」(出典:玉葉和歌集(1312)春下・二八八)
  2. 春の景色を残す。春らしさを残す。
    1. [初出の実例]「よもすがらはるを残せるともしびのなごりはけさもけさじとぞ思ふ」(出典:教長集(1178‐80頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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