春川忠吉(読み)ハルカワ チュウキチ

20世紀日本人名事典 「春川忠吉」の解説

春川 忠吉
ハルカワ チュウキチ

昭和期の昆虫学者 岡山大学名誉教授;元・京都帝大農学部教授。



生年
明治20(1887)年2月18日

没年
昭和43(1968)年12月22日

出生地
新潟県

学歴〔年〕
東京帝大農科大学農学科〔大正2年〕卒

学位〔年〕
農学博士

経歴
大正3年財団法人大原奨農会農業研究所昆虫部主任研究員。昭和11年京都帝大農学部教授。22年定年退官後、岡山農業専門学校長、岡山大学農学部教授、農学部長を歴任し、32年退職、名誉教授。昆虫生態学、特にニカメイチュウの生息密度の研究に先駆的役割を果たした。著書に「作物病害虫教科書」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「春川忠吉」の解説

春川忠吉 はるかわ-ちゅうきち

1887-1968 昭和時代の応用昆虫学者。
明治20年2月18日生まれ。昭和11年京都帝大教授。のち岡山大教授となり,農学部長をつとめる。農作物害虫,とくに稲の害虫ニカメイチュウについて研究した。昭和43年12月22日死去。81歳。新潟県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android