春採植物群(読み)はるとりしょくぶつぐん

最新 地学事典 「春採植物群」の解説

はるとりしょくぶつぐん
春採植物群

Harutori flora

釧路炭田春採層から産出する化石植物群。始新世。38科52属58種からなり,クルミ科(Carya・Platycarya),カバノキ科(Alnus・Carpinus・Corylus),ブナ科(Quercus),ニレ科(Planera・Ulmus・Zelkova),アサ科(Trema),マンサク科(Disanthus・Hamamelis),フウ科(Liquidambar),トウダイグサ科(Mallotus),コミカンソウ科(Glochidion)など被子植物からなり,シダ類(Dennstaedtia・Onoclea・Woodwardia)と針葉樹(Glyptostrobus・Metasequoia)を伴う。被子植物は33科44属含まれ,この時代に著しく分化したことを示す。産出量では針葉樹と落葉広葉樹が卓越し,熱帯属と温帯属が混在した植生を示す。参考文献:T. Tanai(1970) J. Fac. Sci. Hokkaido Univ., Ser.IV, Vol.14

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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