時節到来(読み)じせつとうらい

精選版 日本国語大辞典 「時節到来」の意味・読み・例文・類語

じせつ‐とうらい‥タウライ【時節到来】

  1. 〘 名詞 〙 よい機会がくること。よいしおどきになること。
    1. [初出の実例]「而今まさにはじめてしるべき時節到来なるがゆゑに、不居蘊界をきく、不随衆縁をきく」(出典:正法眼蔵(1231‐53)看経)
    2. 「真に時節到来の感があったであらう」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android