時節到来(読み)じせつとうらい

精選版 日本国語大辞典 「時節到来」の意味・読み・例文・類語

じせつ‐とうらい ‥タウライ【時節到来】

〘名〙 よい機会がくること。よいしおどきになること。
正法眼蔵(1231‐53)看経而今まさにはじめてしるべき時節到来なるがゆゑに、不居蘊界をきく、不随衆縁をきく」
夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部「真に時節到来の感があったであらう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報