暖饅頭(読み)あたたかまんじゅう

精選版 日本国語大辞典 「暖饅頭」の意味・読み・例文・類語

あたたか‐まんじゅう‥マンヂュウ【暖饅頭】

  1. 〘 名詞 〙 ( あたたかで、うまいことを饅頭にかけていったしゃれ )
  2. うまくゆくこと。また、うまくいっている人。
    1. [初出の実例]「あたたかまんぢう」(出典:俳諧・世話尽(1656)二)
    2. 「きゃつに肩楽な杉折とは、あたたか饅頭」(出典:浄瑠璃・出世握虎稚物語(1725)三)
  3. ぬけぬけとしたずうずうしい人。
    1. [初出の実例]「此三瀬(みせ)四瀬(よせ)の渡しを、ただ乗らふとは、あたたかまんぢう。サア銭つけとねめつくる」(出典浄瑠璃天鼓(1701頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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