更かす(読み)フカス

デジタル大辞泉 「更かす」の意味・読み・例文・類語

ふか・す【更かす】

[動サ五(四)]
夜遅くまで起きている。夜ふかしをする。「議論で夜を―・す」
夜がふけるのを待つ。
「のたまひしもちひ、忍びていたう夜―・して持て参れり」〈・葵〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「更かす」の意味・読み・例文・類語

ふか・す【更・深】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 夜をふけさせる。夜のふけるのを待つ。夜のふけるまで起きている。
    1. [初出の実例]「御前にさぶらひていままでふかし侍にけるときこえ給」(出典:源氏物語(1001‐14頃)賢木)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android